ろきんの予備試験日記

税理士有資格者が調子に乗って司法試験を目指すブログです。

3. "基礎からよくわかる国際課税"

税理士・会計士のための基礎からよくわかる国際課税

税理士・会計士のための基礎からよくわかる国際課税

雑誌の記事は読んだことがありますが、川田剛先生の本は初めて。

東大農学部出身の元仙台国税局長で、国際課税の第一人者とのことです。

(なぜ農学部から国税庁なのだろう)

章立て
1. 国際課税の基礎知識
2. 国際的な二重課税の排除
3. 租税条約
4. 国際的租税回避の防止措置
5. その他の国際関連税制
6. 国際相続・贈与
7. そこが知りたい!国際課税の疑問点(Q&A)

内容
1は国際的二重課税の排除、国内源泉所得、課税権の配分、帰属主義への転換などの基礎固め。
2は外国税額控除についての基本。
3は租税条約。国家間の税務協力に紙面を割く。 なので、これだけでは租税条約を理解することはできない。 4は出国税、CFC(外国子会社合算)税制、TP、コーポレートインバージョンなど実体法解説が厚めにされている。 メイン。 5は海外勤務と為替取引の取り扱い。
6はオマケといった感じ。
7は1〜6の論点を補う形での質疑応答

感想
税理士、会計士のためのとある通り、国内法が大体分かっている人向けかもしれない。 ほぼ見開きごとに図表が入っているので読み進め易いです。
ただ各論点の厚みがバラバラで、基礎を超えた記述も折々見られるので、この本はサラッと読んで次に進むのが良さそう。 ただ、きちんと条文に当たると手強い(とりわけ4章は租特法の多さゆえに)。